インフルエンザや、最近流行中の新型コロナウイルスの流行が原因で、公演自体が中止になることもあります。

最近では、草薙剛さん出演の舞台も、演者がインフルエンザを発症したために、公演自体が中止になりましたね…
『#アルトゥロ・ウイの興隆』公演中止のお知らせhttps://t.co/EeWY76J8sC
— KAAT神奈川芸術劇場 (@kaatjp) January 22, 2020
とても残念ですが演者といえども人、体調不良はだれにでも起こりえます。
また、大流行の恐れがあれば、演者がかかっているかどうかとは関係なく、主催者の判断で公演が中止になることもあります。
もし、何らかの理由で主催者側からの中止があった場合、チケットはどうなるのかについてお答えします。
どんな場合に主催者判断で中止になる?
行きたくて取った舞台だけに、中止となると悲しいですが、様々な事情から公演中止が決定されることもあります。
①何らかの理由で運営が難しくなり公演中止
【パリ公演中止のお知らせ】
この度はパリ公演を中止する運びとなりました。
子細は公式HPにてご案内いたしております。https://t.co/U3UZj4CWF5皆様には心よりお詫びを申し上げます。
— イノサンmusicale 公式 (@innocent_mscale) January 14, 2020
こちらはパリで行われる予定だった「イノサン」という漫画原作のミュージカルです。
詳しい事情は伏せられていますが、運営側の何らかの事情で開催の折り合いがつかず、中止となったようですね。
②感染症の流行を防ぐための公演中止
【フェス延期のお知らせ】#CAPSULEFES2020 が新型コロナウイルス感染症の影響を受け、皆様の安全を最優先に考慮し延期となりました。
延期日程は日を改め発表致します。
イベント直近での発表になりましたこと、心よりお詫び申し上げます。
チケットの払い戻し方法はこちら👇https://t.co/0B23MAszvx— CAPSULE (@capsule1111) February 7, 2020
こちらは舞台ではなく、YouTubeで活躍するアーティストたちが集まるフェスです。
今話題の「新型コロナウイルス」が原因で中止の決定がなされました。
出演者がインフルエンザのため公演を中止した『アルトゥロ・ウイの興隆』もそうですが、来場する観客、出演する方々、スタッフの健康を最優先するため、悲しいですが最善の決断だと思います。
③荒天や地震など天災による公演中止
【大雨に伴う舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰の昼公演中止につきまして】大雨の影響で本日の昼公演を中止とさせて頂きます。詳細は公式ブログをご確認ください。https://t.co/i5xvEyhING
— 舞台『刀剣乱舞』公式 (@stage_touken) July 6, 2018
こちらは『刀剣乱舞』という2.5次元ミュージカルが大雨のため中止になった例です。
最近は、大雨や台風・地震など、交通機関が動かなくなるほどの天災が起こることが多いですね。
そんな時は、観劇どころではありません。
来場者、出演者、スタッフの生命の安全を優先するため、中止されます。
④出演者の怪我による中止
6/25(土)・6/26(日)に実施を予定しておりました、ミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~』大阪公演は中止の運びとなりました。詳細は作品公式サイトにてご確認くださいませ。https://t.co/XN1yUHFzbb
— ミュージカル『ラディアント・ベイビー』 (@radiantbaby_jp) June 22, 2016
こちらの舞台は、出演していた俳優さんがアキレス腱断絶といいう大怪我を公演中に負ってしまい中止となりました。

実はこの舞台、私の推しの1人である松下洸平さんも出演されていましたんです。
これ以降、俳優仲間の怪我には敏感になった松下さん。
スカーレットの演出上、足にギブスを巻いた我が推し林遣都くんは、イタズラ心から松下さんに写メ。
すると、「風博士」の公演中だと知っていた松下さんは、血相を変えてやってきたという可愛いエピソードもありました。
どんなに気をつけていても怪我はつきもの。
演者さんの怪我については、どうしようもありません。
早く治ることを心から祈り、快く中止を受け入れましょうね。
主催者判断の舞台キャンセルの場合に取られる措置
いろんな理由から主催者からの公演中止が発表されることがあります。
主催者側からの中止であれば、購入した観客側には非はありませんので、「振替公演をする」か「チケット代金の返金をする」の措置が取られることがほとんどです。
振替公演は必ずしも行われる訳ではありませんが、事情が許せば時間を置いて振替公演がされることもあります。
もし、振替公演に都合がつかないという場合は、代わりに返金で対応をしてくれます。
また、振替公演が出来ない場合は、最初から返金の措置がとられます。
主催者判断で公演キャンセルの場合、遠征費用も返金される?
地方住みの場合、劇場が遠くて遠征して舞台を観にいく方もいらっしゃるかと思います。
前のりして劇場近くのホテルに宿泊したり、新幹線や飛行機を使って移動してきたりすることは、珍しくありません。
もし中止になった場合、この宿泊代金や交通費がどうなるのか気になりますよね。
ズバリお答えすると、宿泊費や交通費は返金の対象外です。
返金されるのはチケット代金のみになります。
ですので、事前に中止になることを予測したり、何か気をつけるなんてことは出来ませんが、前のりや高額な交通費がかかっても、そこについては補償がないことを覚悟した上で、舞台遠征楽しみましょう!

これは地方住みのオタの悲しい現実です・・・
それも含めて、推し事を楽しむために、日々のお仕事ややりくりを頑張りましょう。
ただし、時々例外もあるようです。
それは、「何らかの理由で運営継続が難しくなり公演中止」するという、急な主催者側の不手際による中止の場合です。
当公演のJTBオフィシャルツアーに申し込まれたお客様におかれましては、全額返金させていただきます。ご返金手続きに関しまして、下記ツアーデスクより皆様へご連絡させていただきます。
E-mail:innocent2020@jbn.jtb.jp
03-6894-1353 営業時間/10:00〜17:30 (土日・祝日休業)— イノサンmusicale 公式 (@innocent_mscale) January 14, 2020
この例は、先ほど紹介した「イノサン」ですが、公演がパリだったこともあり、大変高額なため特別の措置がとられるようです。
この場合、全くもって観客には非はないですし、公演主催者側は防ごうと思ったら防げた中止ですので、返金の対応となることもあるようです。

ただ、オフィシャルツアーで申し込んだ人のみが対象となるようです。
少しでも安くしようと自前で航空券やホテルを申し込んだ方は、どうなるんでしょう・・・
ここもしっかりと検討されてほしいですね。
自己責任や覚悟の上でというには、あまりにも高額すぎて震えます・・・
※全ての「運営継続が難しいことを理由にした主催者側からの中止」で、交通費や宿泊費の返金がある訳ではないことはご了承ください。個別に情報を確認ください。
舞台の公演キャンセルが決まったら何をしたらいい?
公演が中止の情報を得たら、まずは「公式ホームページ」をチェックしましょう。
聞き間違い、情報が古い、デマなどの可能性も考えられますので、落ち着いてまずは情報の真偽を確認しましょう。
中止の情報が正しい情報だと分かれば、今後の対応を確認するために、公演の公式ホームページやツイッター、公演する劇場のホームページ、演者さんの事務所ホームページや公式ツイッターなど、続報がないかチェックしておきましょう。
公演が中止されたときの返金や振替公演の手続きはどうしたらいい?
購入した窓口(プレイガイド、劇場、ファンクラブなど)によって、返金方法や振替公演の手続きの方法が違ってきます。
ですので、まずは「自分はどこでチケットを購入したのか」を確認しておきましょう。
あとは公式からの続報をチェックしておきましょう。
いずれにしても大事なことは、チケットは捨てずに手元に持っておくことです。
チケットが無ければ、振替講演の手続きも返金手続きもしてもらえません。
譲渡してもらったチケットの返金はどうなるの?
中には譲渡という形でチケットを手に入れられる場合もあるかと思います。
譲渡チケットの場合、返金や振替公演の手続きをできるのは、あなたではなく、最初の購入者(譲ってくれた人)です。
チケットの譲渡を受けた公演が中止になったら、まずは、最初の購入者(譲ってくれた方)に連絡をしてみましょう。
そして、最初の購入者(譲ってくれた方)に手続きをお願いして、その後、返金してもらうようにしましょう。

転売ヤーから買うと、突然の公演キャンセルの際に、連絡がつかなくなることもあります。
チケット代金儲かった上に、返金まであったら、二重に儲けられますもんね・・・
万が一の補償という面から考えても、チケットは転売ヤーからは買わない、譲渡を受けるときも信頼できる窓口からしか譲渡を受けないことが大切です。
そんな事いわれても、譲渡を受けるときに、どう気をつけていいか分からないですよね。
そんな方のために、少しでも安全に譲渡を受けるためのポイントをまとめました。
これを知らないと、大金を支払ったのに舞台が観れない・・・なんて事態に陥ることもあります。
譲渡は上手に活用すれば、人気のチケットも何とか手に入れられるという奇跡を起せる手段でもあります。
譲渡が頭をよぎったら、一度読まれることをおすすめします。


公演中止…こればっかりは運としか言いようがないですね。
無事に公演を続けてもらうために、観客が唯一協力できることがあるとすれば、「体調不良をおして劇場に行かない、演者にうつさないこと」ことです。
それ以外の理由で中止になった場合は、快く主催者側からの補償を受けるしかありません。
ゆえに、公演中は推しの舞台が千秋楽まで無事開催されるように、願わずにはいられません。
推しや共演者のみなさんの体調を守るために、観劇に行く前は体調は厳しく自己チェックを!
インフルエンザや新型コロナウイルスなど、感染症が心配な時期の観劇で気を配って欲しい自分自身の体調のこと、感染しないために劇場で出来る予防策についてはこちらにまとめました。
感染症流行時のお出かけは心配になりますよね。
でも、みんなで気をつければ、みんなが安心して楽しむことができるようになると思います。
一人ひとりの心がけ次第ですので、一度読んで確認いただけると間隙ファンとしてはうれしいです。

- 振替公演や返金の対応をしてもらえる。
- 譲渡の場合は最初に購入した方(譲ってくれた方)しか返金や振替の手続きができない。
- 振替公演・返金いずれの場合も、手続きにはチケットが必要。
- 宿泊費や交通費は、基本的に補償の対象外。
主催者からの舞台キャンセルの発表・・・それが運命と思って受け入れよ
そう度々起こることではありませんし、私自身、今まで一度もそういう場面に出会ったことはありません。
が、主催者からの突然の公演キャンセルの発表は、主催者・出演者・観客の誰にも非がない場合はほとんどです。(もちろん、例外もありますが・・・)
そういう運命だったと思って受け入れ、素直に返金や振替の対応を受けるしかありませんよね。
そういう意味では、無事に推しの舞台が大千秋楽まで開催されることは、奇跡のような有難いことなんです。
ですので、無事に観劇できる喜びをかみ締めながら、1公演1公演、マナーを守って大切に観劇したいですね。
あなたの推しの舞台も、大千秋楽まで無事開催されますように!!!