舞台鑑賞に行くときの服でもう悩まない!マナーと服装例をご紹介

劇場に着て行く服 観劇あれこれ

いざ舞台に行くとなると気になるのが服装のこと。

カジュアルでもいいといわれているけれど、劇場という非日常の空間に、どこまでのカジュアルが許されるのか悩みますよね。

私自身も、はじめて観劇に行くときは「ワンピースくらいは着ていったほうがいいのかな?」と悩みました。

 

おたまま
おたまま

観劇している間(2時間以上)ずっと座ってることを思うと、着慣れない服装でいくのは、正直しんどいなぁ…

 

推しの舞台に通い始めて2年の私が、観劇に行く時の服装について、経験を元に僭越ながらアドバイスさせていただきますね。

観劇に行く時によく着ている服装についても、実際の服装(各季節)の写真例つきでご紹介します。

 

 

舞台を鑑賞する時の服装はカジュアルでOK

舞台鑑賞というと、ちょっと敷居の高い趣味といったイメージがあるために、ドレスコードがあるように思われがちですが、基本的にはドレスコードはありません。

劇場に行くと、きちんととしたジャケットスタイルやワンピース姿の方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が、普段お友達とお茶したりショッピングに行くような、カジュアルスタイルで来ています。

そうはいっても、どこまでカジュアルがOKなのかは気になりますよね?

まずは、その疑問についてお答えします!

 

舞台を見に行くときの服装のお悩みアイテム1:ジーンズ編

「カジュアルでいい」といわれても、ジーンズってありなのか悩みますよね。

結論から言うと、「ジーンズはあり」です。

 

おたまま
おたまま

極端に汚れていたり、ハードなダメージ加工やクラッシュ加工がされているものは避けたほうがいいと個人的には思います。

 

ちょっと想像してみてください。

あなたの推しと(推しでなくて好きな人や友達でもOKですが、推しで想像すると楽しい 笑)、休日におしゃれなカフェでランチデートをします。

カフェなので、特別改まった格好をする必要はないし、ジーンズを履いて行くのも全然ありだと思いますが、どんなジーンズを選びますか?

細身のきれいなスキニーパンツや、ラインのキレイなワイドパンツを選びませんか。

そのジーンズがひどく汚れていたり、大きな穴が開いていたら、絶対に選ばないと思います。

そして、きれい目のジーンズに、夏場ならシンプルなTシャツやさらりとした麻のシャツを、冬場なら差し色になるカーディガンをや、編み目の美しいセーターを着ていったりしますよね。

そういう感覚・イメージでジーンズを選んでスタイリングされたら間違いないと思います。

 

舞台を見に行くときの服装のお悩みアイテム2:スニーカー編

もう1つ悩むのが足元。

ジーンズでおでかけする時の足元といえば、スニーカーですが、劇場に行く時も履いていって大丈夫なのか悩みますよね。

こちらも結論から言うと、スニーカーで行くことは何ら問題ありません

 

おたまま
おたまま

ジーンズと同様、ひどく汚れているものや壊れているものは避けよう!

 

友達や恋人と映画に行く時と同じようなイメージで選ばれたらよいですよ。

 

サンダルも劇場に履いていっていい?

サンダルについても足先が見えていることから、悩む方が多いですが、結論は「サンダルOK」です。

カジュアルな装いで行ける場ですので、素足で足先が見えていても、タウン用のおしゃれスポーツサンダルの類も問題ありません。

ただし、個人的にはビーチサンダルは遠慮しておいたほうがいいかなと思います。

 

おたまま
おたまま

ビーチサンダルって、カジュアルというよりも近所履きといったイメージ。歩いた時にペタペタ音がしやすいのもマイナスポイント。観劇という場にはあまり相応しくないかなと思います。

 

また、おしゃれなヒールのサンダルは素敵ですが、ヒールのかかとは要チェックです。

かかとがすり減ってヒールのゴム部分が取れてしまっているものは、カチカチと上品でない音がしますし、劇場のきれいな床やじゅうたんを傷つけてしまいます。

不快な音がでてしまうことは、劇場という場に相応しくありません。

 

舞台鑑賞に行くときに必ず守って欲しい服装のマナーのこと

服装のルール

ここからは、初めて劇場に足を運ぶ時に誰しも気になる「服装のマナー」について。

カジュアルでいいといっても、私は以下の5つのことについては気をつけています。

マナーを守ることで、自分だけでなく一緒に観劇される方も気持ちよく観劇できます。

なにより、観客席がいい状態であると、演じる推したちも舞台に集中できるので、より素晴らしい舞台を見ることができますね。

 

これだけは守ろう!服装のマナー:帽子は必ずとる

帽子をかぶって劇場にいくことは問題ありませんが、劇が始まる前には必ず取りましょう

高さの高い帽子やつばの広い帽子は、後ろの人の視界をさえぎります。

どうしてもかぶりたい事情がある場合は、飾りがなく頭の形にぴったり添う薄手のニット帽なら大丈夫かと思います。

大事なポイントは、「後ろの人の視界をさえぎらない」ことです。

 

これだけは守ろう!服装のマナー:髪型は控えめに

極端な盛り髪、高い位置のアップスタイル、大きなお団子、大きく広がったアフロヘアー、大きなリボンや髪飾りなど、どんなに気合が入っていても「盛り過ぎ」に注意

帽子と同じく、「後ろの人の視界をさえぎらない」ことが大事なポイントです。

 

邪魔にならない髪型が一番

私が実際に髪型で気になったのは、ワンレングスにしていて前髪部分も長い方に、観劇中に何度も何度も髪をかきあげられたとき。

ちらちら舞台と視界の間に入る手と髪の毛の束…

正直、舞台に集中できず、とても残念な気持ちに。

(けれど、なかなか注意ってできないですよね。私もできず…)

※どうしても気になって仕方ないという時は、劇場にいるスタッフの方にお願いして、劇場の方から伝えてもらうという手もありますので覚えておいてくださいね。

 

もし髪が前に落ちてきて邪魔になりそうであれば、控えめなピンで留める、もしくは、低い位置で束ねるようにしましょう。

おしゃれしたい気持ちも分かりますが、邪魔にならない髪型が一番です。

 

これだけは守ろう!服装のマナー:着物は上級者向けです

せっかく舞台鑑賞をするのだからおしゃれしたいと、着物でいらっしゃる方もいます。

とても粋でおしゃれだし、服装の格としても申し分ない服装ではありますが、着物は着慣れている上級者に限りOKな服装だと思っています。

 

というのも、観劇の最重要マナーとして、「背中を座席にしっかりと付けて座る」というルールがあります。

舞台は背もたれにしっかりと背中をくっつけることで、皆が見やすい設計になっています。

前傾姿勢で見ると後ろの人の視界が、激しくさえぎられます。

 

参照 宝塚歌劇公式HP「マナーをまもって、楽しいひと時を。お客様へのおねがい」より 

 

着物には帯がありますので、しっかりと背中をくっつけて座ると帯が崩れてしまうことがあります。

それが心配で前のめりになると、後ろの方に大迷惑です。

自分で帯を締めなおせる上級者であれば、しっかりと背中をくっつけて観劇された後、ご自身で確認したり直したりできるので大丈夫かと思います。

 

また、着慣れないために着崩れを気にしてモゾモゾ動いてしまう方も時々お見かけします。

着物を楽に着られる域に達していないのであれば、観劇以外で経験を積んで、楽に着られるようになったら観劇へも着ていくようにしましょう。

もちろん、夏場のおしゃれなお出かけ用の浴衣についても同じです。

 

これだけは守ろう!服装のマナー:香りにも気遣いを

意外と忘れがちなのが、香水や強い柔軟剤の香りです。

ほのかに香るくらいであれば全く問題ないのですが、どんなにいい香りでもつけすぎは害(香害)です。

舞台は短くても2時間は、風の通らない閉ざされた空間にいることになります。

 

おたまま
おたまま

デパートのコスメフロア、大丈夫な方がほとんどかもしれませんが、私はあのフロアの香りが苦手です。

 

個々はいい香りでも、強すぎたり沢山集まると、気持ち悪くなることも。

そういう方が歌劇場内にいらっしゃるかもしれないことを、頭の片隅において置いてもらえると、劇場に集まる全員が、気持ちよく楽しめます。

 

これだけは守ろう!服装のマナー:生地はシャカシャカ音していない?

シャカシャカ音のなる素材は、なるべく避けるようにしています。

観劇中は飴の包み紙を開ける音でさえ気になる、静かな空間です。

シャカシャカ音のなる素材の服を着ていると、少し動いただけでも、その音が周りの迷惑になることもあります。

 

素肌に近いところに、シャカシャカ音のなる素材が使われることは少ないと思いますが、張りのあるスカートに使われていることが時々あります。

また、パーカーや薄手のコートに使われていることもあります。

上着はクロークに預けることができますので、そういった素材の上着を着てきたときは、預けるか、折りたたんで座席の下に入れるようにしましょう。

 

舞台を見に行くときの服装実例【各季節ごとのコーデとそのポイントをご紹介】

いろいろ観劇の服装について僭越ながら解説させてもらいましたが、実際のところ、どんな服装でいけばいいのか知りたいと思いますよね。

(私がそうでした。で、どんな服装でみんな行ってるの??って思ってました。)

そこで、あくまで私の手持ちの服になりますが、どんな服装で劇場に足を運んでいるのか、実際のコーディネートをご紹介します。

 

おたまま
おたまま

基本的には、カジュアルだけれど、ちょっとキレイ目にしています。

(個人的には、舞台は生で推しに会えるので、推しとデートに行く気分で選んでいます 笑)

 

ただし、気合を入れすぎないようにしています。

というのも、舞台は2時間以上ある場合がほとんどです(休憩も幕間に15分ほど)。

2時間強を最高の状態で集中して観劇できるように、なるべく楽な格好にしています。

では、各季節ごとにご紹介しますね!

 

舞台を見に行くときの服装の実例とポイント【春編】

春は明るめのニットと、ゆったりロングプリーツスカートで行っています。

 

スカートを履いて劇場に行く時は、ロングを選んでいます。

(そして、おなか周りはゴム 笑)

身長高めということもありますが、劇場内、意外と足元が冷える…

アラフォーにっとて、冷えは大敵!!

スカートで行かれる時は、足元が冷えることを念頭に長さを選んだり、ひざ掛け用のストールをご準備ください。

 

今回の写真では、肩にかけることもできる大判のスカーフを準備。

冷え対策のため、劇場内に持ち込んで、膝にかけたり、肩から羽織ったりして、調整しています。

外が肌寒ければトレンチコートを着ていきますが、クロークに預けます。

 

舞台を見に行くときの服装の実例とポイント【夏編】

夏は移動の最中が暑いので、なるべく楽な格好を。

半そでのシンプルなTシャツにロングカーディガン、ペタンコ靴で行きます。

 

もっと楽に行きたい時は、Tシャツ+ジーンズにすることも。

羽織にシャツを入れたり、低めだけれどヒールを入れることで、キレイ目にします。

 

いずれの場合も共通しているのが、ロングカーディガンや長袖シャツなど、長袖のものを羽織っていくこと。

劇場内の冷房が緩めでも、2時間以上じっとして観劇していると、寒いと感じることがあります

 

夏に持ちたいカゴバックは、高さのないコンパクトなものを。

かさばりやすいカゴバックも、コンパクトサイズなら座席の下に入れることができるので、邪魔になりません。

 

舞台を見に行くときの服装の実例とポイント【秋編】

秋は薄手の秋色タートルネックに、ロングスカートを選びます。

足元はペタンコ靴やサイドゴアのショートブーツにして、厚手(80デニール以上)のタイツを履いていきます。

必ず大判ストールはもっていき、劇場内でひざ掛けにしています

 

寒ければ、春同様、トレンチコートや冬用のコートを着ていくことも。

かさばるので、劇場ではクロークに預けてしまいます。

 

舞台を見に行くときの服装の実例とポイント【冬編】

寒い時期ですので、暖かいタートルネックにワイドロングパンツを履いていきます。

しっかりコートを着込み、大判ストールを巻いて行きます。

コートはいつも通りクロークへ、大判ストールは劇場内で暖を取るために持ち込みます。

足元はペタンコ靴かスニーカーを。

しっかりと靴下を履いて温かくしていきます。

 

ちなみに、スニーカーを履いていくときは、パンツをキレイ目にして、バランスをとっています。

夏場の写真ですが、パンツがキレイ目なので、Tシャツやコットン素材のロングカーディガンというカジュアルアイテムでも、劇場で浮きません。

(逆に、キレイ目といっても、この程度で十分だと思います。)

 

 

実際に私が着て行っているコーディネートを、ご紹介しました。

そんなにかしこまった格好でなくてOKだということを、感じていただけたら嬉しいです。

 

おたまま
おたまま

私が心がけていることは、全てカジュアルアイテムにせず、必ず1つはキレイ目のアイテムを入れることや、スカーフやアクセサリで華やかさをプラスすること。

 

ちょっとお出かけ感を出すことで、非日常体験である観劇が、より楽しい時間となりますよ。

 

舞台を見に行くときの服装を決めるときは【周りへの配慮】を心がけよう!

実際に劇場に足を運んでみると、ほとんどの方がきれいめカジュアルで来ています。

個人的には、せっかく非日常空間の劇場に足を運ぶのでだから、少しきれいめを意識するとベターかなと思っています。

 

服装の格よりも大切なのは、観劇する周りの方が不快にならないように配慮すること

 

配慮といっても難しい内容ではなく、

 

  • 身につけるものや髪型が、後ろの人の視界を遮らないようにする
  • 音がでない素材を選ぶ
  • 背中をピッタリくっつけられる服装にする
  • 香りのつけすぎに注意する

 

といった、誰でもが簡単できることなので、構え過ぎることはありませんよ(^^)

 

配慮ある服装で、観客みんなが気持ちよく観劇できれば、演じる推したちも、気持ちよく舞台で役を生きられますね。

 

最低限、先にあげた配慮ができていれば、服装にこだわる必要はないので、推しの勇姿と舞台に集中して、めいいっぱい舞台を楽しんでくださいね。

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